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◆パスワードリカバリー(ルータ)
※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。
◆パスワードリカバリー(ルータ)
Cisco1600、Cisco1700、Cisco2500、Cisco2600シリーズのルータのパスワードリカバリー方法です。
Ciscoルータを譲り受けたり、オークションで落札して手に入れたとしてもパスワードがかかったままでは、設定の変更ができません。
パスワードリカバリーは、ぜひマスターしておきたいものです。
●手順
1.「NumLock」キー、「Caps Lock」が入っていないか確認する。
入っている場合、パスワードがうまく入力されてなかった可能性がある。
2.本当にパスワードがわからない場合、ルータを再起動(電源をOFF→ON)する。
起動シーケンスを中断する。
ハイパーターミナル: <Ctrl> + <Break>
Tera Term : <Alt> + <B>
3.コンフィグレーションレジスタを変更する。
※レジスタの設定は絶対間違えない。間違えるとルータの起動モードが変わってしまう。
Cisco1600,1700,2600 |
Cisco2500 |
rommon 1>confreg 0x2142 <Enter>
rommon 2>i <Enter> |
rommon 1>o/r 0x2142 <Enter>
rommon 2>i <Enter> |
rommon 2>i <Enter> と入力後、再起動します。
※confreg <Enter>としない。質問形式のダイアログがはじまり、答えてゆくようになる。面倒だし、間違えると大変です。
4.setupモードをNoで抜ける。
各インターフェースがDownする。
5.startup-configをコピーする。
Router>enable
Router#copy startup-config running-config |
6.パスワードを確認する。
Router#show running-config |
※ パスワードがわかったら、手順9へ進む
7.パスワードが暗号化されていた場合。
Router#config t
Router(config)#enable secret password |
8.必要なインターフェースをUPさせる。
Router(config)#int e0
Router(config-if)#no shutdown |
必要に応じてUPしたいインタフェースで同じ作業を行います。
9.レジスタを元に戻す。
Router(config)#config-register 0x2102
Router(config)#exit |
11.再起動
「設定の保存時の注意(IOSが消去される)」 ← 前項 | 次項 → 「パスワードリカバリー(スイッチ2950・2900XL)」
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