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◆OSPF(ip ospf network point-to-point)

※動作確認は、Cisco2500、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
 資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。

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◆OSPF(ip ospf network point-to-point)

OSPF(ループバックインタフェースの活用)」の続きです。

 OSPFでは、ループバックインタフェースは、ホストルートと見なされて、「/32」としてアドバタイズされてしまうということを確認しました。


 ループバックインタフェースで「ip ospf network point-to-point」コマンドが設定するとループバックインタフェース上に設定されたサブネットでアドバタイズさせることができます。

先ほどの「OSPF(ループバックインタフェースの活用)」の設定に以下の設定を追加します。

Router_A(config)#interface Loopback0
Router_A(config-if)#ip ospf network point-to-point
Router_A(config-if)#interface Loopback1
Router_A(config-if)#ip ospf network point-to-point
Router_A(config-if)#interface Loopback2
Router_A(config-if)#ip ospf network point-to-point
Router_A(config-if)#interface Loopback3
Router_A(config-if)#ip ospf network point-to-point


 このコマンドを入力することで、「192.168.1.0/24」「192.168.2.0/24」「192.168.3.0/24」「192.168.4.0/24」の経路をアドバタイズするようになります。

Router_Bで「clear ip route *」コマンドを実行し、OSPFの設定の変更が反映されるのを早めます。

Router_Bのルーティングテーブルを確認します。

●Router_Bのルーティングテーブル
Gateway of last resort is not set

C    172.16.0.0/16 is directly connected, FastEthernet0
O    192.168.4.0/24 [110/2] via 172.16.0.1, 00:01:25, FastEthernet0
O    192.168.1.0/24 [110/2] via 172.16.0.1, 00:01:25, FastEthernet0
O    192.168.2.0/24 [110/2] via 172.16.0.1, 00:01:25, FastEthernet0
O    192.168.3.0/24 [110/2] via 172.16.0.1, 00:01:25, FastEthernet0

 OSPFでは、ループバックインタフェースで「ip ospf network point-to-point」コマンドが設定するとループバックインタフェース上に設定されたサブネットでアドバタイズさせることができるということが確認できました。



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