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◆DHCPの仕組み詳細(その5)

※動作確認は、Cisco2500、Cisco1710、Cisco1720、Cisco1721、Cisco2611、Cisco2650、Cisco3620シリーズのルータ、Catalyst2900、Catalyst2950シリーズのスイッチなどで確認しています。コマンド、出力結果、動作は、機種、IOSのバージョンで異なる場合があります。
 資格取得が就職、転職、派遣に有利なのは確かですが、「資格=即戦力」とは言えません。実機を操作して資格取得と同時に就職・転職・派遣後に求められるエンジニア(仕事・ジョブ・ワークの達人)としての即戦力を養いましょう。



◆DHCPの仕組み詳細(その5)

ここでは、DHCPリレー機能における留意点を説明してゆきます。


◆UDPブロードキャストの影響

DHCPリレーエージェント機能を利用すれば、DHCPのUDPブロードキャスト要求を中継することができます。


 DHCP要求(ブロードキャスト)を受け取ったルータは、別のネットワークにあるDHCPサーバにDHCP要求をユニキャストで中継します。

 しかし、UDPブロードキャストをあるサブネットから別のサブネットに転送すると大量のトラフィックが注入される恐れがあるので注意が必要です。


 クライアントからのDHCPのブロードキャスト要求を転送するには、ルータにDHCPリレーエージェント機能の設定を行います。

 機器によって転送されるブロードキャストは、異なるのですが、Ciscoルータでは、「ip helper-address interface 」コマンドを使用することで、下記のUDPブロードキャストを転送します。

サービス UDPポート番号
TFTP 69
DNS 53
Time (タイムサービス) 37
NetBIOS ネーム サーバ 137
NetBIOS データグラム サーバ 138
Boot Protocol(DHCP/BootP) ポート67,68
TACACS 49
EN-116 ネーム サーバ 42

任意のUDPブロードキャストを転送するようも設定できます。

また、1つのインターフェイスに対して、複数のIPヘルパーアドレスを設定することもできます。

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